小さな馬だったころ
馬を描きたかったわけではありません。
むしろ、ひとつの状態を描いていた気がします——一枚の紙、一本のペン、本物にはあまり似ていない小さな馬。
不完全でも、不器用でもいい。でも自分の拍子を持っていて、あなたの代わりに少し走ってくれる。
Run, little horse, run.
絵から、ものへ
その後、カードやステッカー、マスキングテープ、日用品にしました。
商品らしくするためではなく、この小さな馬を紙から走り出させたかったのです——本のページへ、鞄の中へ、ノートの隅へ、そして言葉にできない、あの落ち着かない時間の中へも。
絵のいちばん優しいところは、何を成し遂げたかではなく、あなたと何を通り抜けてくれるか、なのかもしれません。